自動車ローンは車の購入に必要な経費を現金で払うのに困難な場合に活用できますが、メリットばかりでなくデメリットも知る必要があります。

簡単に挙げると、金利によって支払総額が増える点、完済するまで所有権が留保される点、車を売る場合残金があると一括で返済する必要がある点です。

自動車ローンに限らず、ローンには金利が発生します。自動車ローンは1.7％から5％程度と低金利ですが、車は高額商品なので借入金額も大きくなります。金利が低いと言っても実際に払う金利の額は大きくなるので、金利も含めてしっかり計算する必要があります。

また、ディーラーローンを利用して購入した場合は所有権が留保されることも知っておきます。これは完済するまで所有権の名義をローン会社にしておくことで、ローンを完済するまでは購入者の所有物にならないことを意味します。

つまり、返済中は購入者本人の所有物ではないので、売買を自由にできないといった制約が発生し不便に感じる場合があります。

ですが、銀行が提供している自動車ローンは最初から所有権が購入者のものになるので銀行が提供する自動車ローンを選ぶのも手です。

そして、車を売る場合にローン残高が残っている場合は残高を一括で返済しないと売れません。さらに、売却査定額がローン残高を下回る場合は足りない分を追加支払いが必要となり、短期間で車を売る可能性がある場合はデメリットになります。

よって、自動車ローンを申し込みたいと思った場合に知っておくべきデメリットを踏まえて、金利を含めてしっかりと金額を計算しておくこと、最初から自分の所有物としたい場合は銀行が提供している自動車ローンを選ぶこと、車を売る時にローン残高が残っていると残りを一括で返済する必要があることも頭に入れて、申し込むことが後悔しないポイントです。